コンソーシアムの概要

目的

 

 以下に、本コンソーシアムが構築を目指す次世代エッジプラットフォームのイメージを示します。

 

<次世代エッジプラットフォームのイメージ>

 

 現在、提案・提供されているプラットフォームは、クラウドを意識したシステムレベルのソリューションを提供するものが多く、ハードウェア(コンポーネント)を意識したものは少ない。このコンソーシアムでは、クラウドへの依存が少ないエッジベースのプラットフォームを対象とします。

具体的には、エッジシステムを構成するコンポーネントの性能仕様、インターフェース仕様およびアプリケーションソフトの開発仕様をプラットフォームとして定義します。これにより、多種多様な現場の課題を解決する用途別の最適なコンポーネントの組み合わせが簡単かつ低コストで実現可能となります。
 また、エッジシステムは、一般的にはローカルサーバーも含めたものを指す場合が多いようですが、我々が対象としているエッジシステムは、自立電源IoTデータ収集端末とゲートウェイまでを対象としています。


 

<エッジプラットフォームコンソーシアムが対象とするエッジシステム>

 

 下図に、エッジシステムを構成するIoTデータ収集端末プラットフォームの構成図を示します。下図に示すように、IoTデータ収集端末は、発電、電源、センサ、MCU、無線の各機能で構成され、プラットフォームでは、各機能の性能仕様や各機能間のインターフェース仕様を定めます。

 

 

 

 

 

期待される効果

 

 エッジシステム化することで次のような効果が期待できます。
ローカルなエッジで処理可能となるため、データがインターネット上で拡散することがなくセキュリティ的に安全性が高まります。

 

  • ローカルなエッジ処理によりリアルタイム性が高まり、通信の負荷も最小限に抑えることが可能となります。例えば、クラウドベースの処理では数百msecオーダーの時間が掛かる処理が、エッジ処理だと数msecオーダーで処理可能となります。
  • クラウドベースの処理では、データセンターの消費電力が膨大であり、これをエッジ処理化することでエネルギー消費の削減が可能となります。

 

 また、エッジプラットフォーム化することによる期待効果としては、次の様なことがあげられます。

  • 多種多様な用途に応じたエッジシステムのカスタマイズが低コストで実現可能になります。
  • 種々のセンサの組み合わせて新たな価値を創出する場合、エッジシステム間での連携・協調が重要になります。これら処理をエッジ間通信による協調処理を行う事で、最小限の通信負荷で処理可能となります。
  • 処理の基本がエッジとなりますから、不要なデータの拡散によるセキュリティ的な懸念も少なくなるだけでなく、通信に要する負荷もレスポンスタイムも短縮可能となります。