一般社団法人エッジプラットフォームコンソーシアム

代表理事ご挨拶

代表理事ご挨拶

  今日、IoT技術は、製造現場、ヘルスケア分野、交通システム技術、インテリジェント・ビルシステム、スマートハウス、スマートグリッドをはじめ、農業・食品産業に拡がり、さらに地球規模の環境・エネルギー対策にも適用され、その産業応用市場は着実に成長し続けています。IoT市場の形成加速には、異なるエッジ機器を束ね、実装の開発効率を向上させるエッジプラットフォーム技術の確立が必須であるとの思いから、「エッジプラットフォームコンソーシアム」を2017年5月31日に任意団体として発足させました。
 この2年間、IoT市場は更なる成長を遂げており、賛同頂く企業・団体より、保有するエッジプラットフォームを活用し迅速な関連団体との連携作りと、具体的な社会システム創りを進めてまいりました。活動を進める中で、エンドユーザーにサービスや価値を提供するための価値連鎖の形成活動の強化をより強く求められるようになりました。
  このような要望を受け、エッジシステムの社会実装活動をより強力に推進するために「エッジプラットフォームコンソーシアム」は、2019年4月1日より、一般社団法人として法人格を持つ組織運営へ展開することといたしました。
  任意団体として31機関(29社、2機関)の参加により活動をスタートしてから、現在では58機関(50社、8機関)による活動へと会員数も伸びております。
  また、この2年間の活動において、要素技術、応用、社会貢献に関連するワーキング活動によるエッジプラットフォーム要件の議論、調査、仕様策定とホワイトペーパーの提示を完了させ、実証実験用評価ボードの準備と3種のリファレンスモデルを提案、応用試作によるPOC検討書の提示も完了致しました。コンソーシアム内外との情報交流等による最先端のIoT技術の共有とエッジプラットフォーム技術へのフィードバックを推進してまいりました。エッジシステムに於ける基盤技術の集積化と組織的学習活動を進めることで、社会実装の為のエッジ基盤整備を着実進めることが出来たと自負しております。

  ISSCC2018の基調講演(Vincent Roche, President and CEO, Analog Devices, “Semiconductor innovation: Is the Party Over or Just Getting Started?”)では、IoT市場はかつてない急成長をすると指摘され、米IDCによる世界のIoT市場が2022年には1兆ドル市場へ成長するという予測を公表しています。IoT技術に係わる私たちには、より具体的で、より積極的な、産学の英知を集めたエッジ技術を最大限に生かす活動が求められています。
  私たちは、会員の連携と機動力を強化し、活気溢れるIoT市場のクリエーターになる新たな一歩を踏み始めました。改めて、多くのご賛同頂ける皆様に、本「エッジプラットフォームコンソーシアム」への参加を、お願い申し上げます。

一般社団法人エッジプラットフォームコンソーシアム
代表理事 益 一哉